歌い出しと歌い終わり、意識していますか!?
忘れがちな注意ポイント、意識するだけで印象が変わる!?
「歌い出し」と「歌い終わり」、意識してみませんか♪
音程が合っているかな、ビブラートをかけたいな、こぶしもできたらかっこいいのに…
魅力的な歌を目指す時、どうしても目が行きがちなのがテクニック。
でも、テクニックを身につけるのってなかなか難しいですよね。
でも、気をつけるだけで歌の印象が大きく変わるのに、みなさん見落としがちなポイントがあるんです!
それは、、、始まりと終わり。
今回は歌の始まりと終わりに焦点を当ててみます^^
惹き付ける「歌い出し」に!
☆うまくいかないと…
なんとなく歌い始めていないでしょうか。
歌い出しは、あなたの歌の第一印象です。聴く人がいる場合はそこで印象が決まってしまうことも。
さらに、声は出し始めから繋がっているものなので、歌い出しの調子をそのままひきずっていくもの。
大事だとわかっていても、うまくいかなかったらその後の声を“修正”しようと調整するので、必要以上の意識や息を使うことになってしまいます。
良い歌い出しから流れのある歌を歌うためには、どんなことに注意したら良いのでしょう。
☆スムーズに歌い出すには
声を出す前にはしっかり準備が必要。
まずは、声を出すときに力まないためにも、リラックスしたブレスをすること。
ゆっくり深く息を吸うと力まずブレスができますよ^^
そして、先に支えて(背筋あたりに力を入れて)から、歌い出しの言葉の口の形を作る。
万全の状態に体を整え、”あとは声を出すだけ”まで準備をしてから声を出します!
意識しなかった時より安定するはず!ですが、百発百中に近づけるためには繰り返しの練習が必要です。。。
曲をかけず、アカペラで歌い出しの1フレーズだけ練習してみると準備の感覚が掴めるようになりますよ♪
☆ブレスの後は毎回準備!
また、細かいことですが、曲の歌い出しは1箇所ではありません!
ブレスをした後は全て歌い出し、つまり、1曲中に歌い出しは何度もあります。
上記の準備を習慣づけて、修正に使っていた意識や息を、もっと素敵な歌にするために使っていきましょう♪
洗練された「歌い終わり」に!
☆歌い終わりってどこのこと?
最後の言葉を言い終わると、歌い終わったと思ってしまっていませんか?
具体的にいうと、、、「こんにちは~~~」という歌詞があった場合、最後の「は」を発音した時点で歌い終わったと思っていませんか!?
そうなると、声を切るのは“なんとなく”になりがちで、声は出続けているのに歌が散漫になった印象を与えてしまうことに。
「こんにちは~~~」の声を切るまでが歌です!!
歌い終わりまで意識をするだけで、歌全体の印象がとても洗練されたものになりますよ♪
☆何を意識すればいい?
どこまで伸ばすのか、どこで切るのかを意識することでガラッと印象が変わります^^
息が続かなくなったら声を切る、ではなく!
なんとなくで声を切る、ではなく!
自分の意志で声を切ることが大事!!!
どこまで伸ばせばよ良いかは正直曲によると思いますが、まずは十分伸ばすことを意識してみてはいかがでしょう。
また、『歌い方を真似して、理想の歌へ近道しよう!』の記事に書いたように、アーティストがどこまで伸ばしているかを参考にしてみるのも良いですよ♪
☆声を切るまでは、歌が続いている!
当たり前のことですが(笑)
声を伸ばしている間、なんとなく声を出し続けている人が結構いるんです><
切るまでは声を出しているという意識を忘れないこと!
きれいに声が響いているかな?
音程は安定しているかな?
歌ってるときに意識していること、最後まで気を抜かないで!
☆歌い終わりに注意したいこと
声を切る時、口はどうなっていますか?
無意識に、声を切ると同時に口を閉じていませんか?
口を閉じて声を切ると、「こんにちは~~~ぅ」と意図せぬ発音がされてしまうことがあります。
せっかくいろんな意識をしてきたのに、最後がそれではもったいない!
声帯を息が通ることで声が出る。のだから、声を切るときには、息の供給を止めれば良いはずです。
口を開けたまま(言葉を発音した形のまま)声を切るよう意識し、言葉をきれいに歌っていきたいですね♪
今日から意識して歌ってみてください!
歌のポイントとしては細かいところだと感じるかもしれません。
が、どちらも十分意識して歌えていたでしょうか。
特に歌い終わりは意識するだけでがらっと印象が変わりますよ!
次に歌う時&練習する時には、ぜひ注意してみてください♪
そして、ぜひ、録音して聴き比べてみてくださいね^^
ホーリーボイストレーニング 新宿 渋谷 東京
全日本ボイストレーニング協会

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